オッス、ハイレバゴリラだ。元気にしておったか?
今日はな、哲学の時間じゃ。哲学って難しいイメージがあるかもしれんが、哲学とは人生に役立つことはもちろんのこと、実はトレードにも役立つのだ。
小手先のテクニックではなく、もっと体の中から、魂からトレードに打ち込むことがいかに大切になるのかが分かるであろう。
初見では難しいかもしれんが、まあ、気楽に読んでくれたまえ。
では、行こうか。
プラトンの四元徳とは?
プラトンの四元徳に入る前にまずは「魂の三分説」から説明しよう。ここを抑えないことには「四元徳」を理解することは出来ないからのう。
魂の三分説とは?
「魂は理性・気概・欲望の3つから構築されている。」とプラトンは説いておる。「理性」・「気概」・「欲望」の3つである。
なお、
- 理性とは、論理的に物事を判断すること
- 気概とは、自分自身を向上させること
- 欲望とは、生理的欲求に従うこと
と定義されておる。
また、これらの3つの要素が体の中のどこに存在するのかというと、
- 理性は頭の中に存在
- 気概は胸の中に存在
- 欲望は腹の中に存在
するとのこと。
さらに、プラトンの著書「パイドロス」では、これらを2頭の馬とそれらを操る1人の御者(ぎょしゃ)に例えて次にように表現されておる。
2頭の馬は、「気概」と「欲望」であり、これらは相反する方向に進む性質がある。「気概」は自らを向上させようと高みを目指し、「欲望」は魂を堕落させてしまうものであると。
この逆方向に進もうとする2頭の馬を上手に操るのが、乗り手である御者になる。プラトンはこの御者に当たるのが「理性」であるとしたのだ。
高みを目指そうとする「気概」と堕落しようとする「欲望」。これらを操る「理性」によって魂が成り立つというわけじゃ。
何となくでもよい。何か感じることがあるであろう。
三部分説と四元徳
では、ここからプラトンの四元徳に参ろうか。
まず、先ほどの魂の三部分説である「理性」・「気概」・「欲望」であるが、これら3つの要素はその働き方によって善(≒徳)にも悪にもなり得るのである。
それをプラトンの著書「パイドロス」では、次のように表現されておる。
としておる。さらに、
ことになるのじゃ。
以上の「知恵」・「勇気」・「節制」・「正義」の4つの徳を四元徳(しげんとく)と呼んでおる。
これらをまとめると次のようになる。
魂が「正義」の徳を実現するためには、
が必要になるというわけじゃ。
プラトンの四元徳をトレードに取り入れろ!
このプラトンの四元徳を是非とも諸君らのトレードに取り入れていただきたいものじゃのう。
「知恵」・「勇気」・「節制」・「正義」の徳を実現し、【魂からトレードする】ことが出来れば、小手先のテクニックに溺れることなく、更に一段上のステージでトレードすること請け合いである。
結果は当然のことながら付いてくるであろう。
もしも、今回の話が難しくてよく理解できなかったのであれば、まずは意識することから始めることじゃ。意識をしてトレードのみならず生活すれば結果は必ず変わることになる。
- 意識をすれば行動が変わる。
- 行動が変われば習慣が変わる。
- 習慣が変われば結果が変わる。
本記事を読んだ後に、改めて「海外ハイレバFX必勝 鉄の掟10か条」を読んでみると、以前とは違った景色が見えるのではなかろうか。
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