XM 海外FX界の巨人
XMは、我々日本人にとって海外ハイレバFX界の巨人と言える存在であろう。それくらい多くの日本人利用者がおるぞ。
入れ替わりの激しいこの業界において2009年から運営しており歴史も古く、日本語サポートも充実していることから初心者には超おすすめの業者である。
XMを運営している会社がどんなところかを確認しておこう。
実はXMは会社名ではなく、trading Point(トレーディングポイント)という会社が運営しているFXサービスがXMなのである。
本拠地はキプロス(ヨーロッパのリゾート国であり、多くの金融系会社の本社がある金融立国でもある)。世界196か国でFXサービスを提供しており、その対応言語は30か国語以上となっておる。
XMのサービス内容をメリットとデメリットに分けて説明する前に、口座種類別に基本情報をまとめてみたので、まずは軽く一読してから読み進めると理解が深まるであろう。
口座種類 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | Zero口座 |
---|---|---|---|
日本語サポート | 有 | 有 | 有 |
円建て口座 | 有 | 有 | 有 |
最大レバレッジ | 888倍 | 888倍 | 500倍 |
最低入金額 | 5ドル 500円 | 5ドル 500円 | 100ドル 10,000円 |
主な入金方法 | クレジットカード 国内銀行振込 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 国内銀行振込 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 国内銀行振込 ビットウォレット スティックペイ |
主な出金方法 | クレジットカード 海外銀行送金 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 海外銀行送金 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 海外銀行送金 ビットウォレット スティックペイ |
最小取引数量 | 10通貨(0.01ロット) | 1000通貨(0.01ロット) | 1000通貨(0.01ロット) |
最大取引数量 | 10万通貨(100ロット) | 500万通貨(50ロット) | 500万通貨(50ロット) |
口座種類 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | Zero口座 |
最大ポジション数 | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション |
ロスカット水準 | 証拠金の20% | 証拠金の20% | 証拠金の20% |
ゼロカット | 有 | 有 | 有 |
口座開設ボーナス | 【常時実施】 ・口座開設3,000円 | 【常時実施】 ・口座開設3,000円 | 【常時実施】 ・口座開設3,000円 |
入金ボーナス | 【常時実施】 ・100%入金ボーナス (上限500ドル(5万円)) ・20%入金ボーナス (上限4,500ドル(45万円)) | 【常時実施】 ・100%入金ボーナス (上限500ドル(5万円)) ・20%入金ボーナス (上限4,500ドル(45万円)) | 無 |
取引ボーナス | 有 | 有 | 無 |
XMのメリット
日本語サポートが充実・円建て口座も有り
XMの公式サイトや個人アカウントサイトなどは完全に日本語に対応されているため、初めて海外FX口座を開設する者にとって、この上ない安心感を与えてくれるであろう。はっきり言って、国内FX口座となんら変わらないレベルである。思わず日本の会社かと錯覚するほどだ。
海外FXが初めての方も安心ですよ。
国内FX業者と何ら変わらないので初心者はXMをおすすめします。
まずは少額から始めよう。
これだけ日本語サポートを充実させているXMなだけにもちろん円建て口座も有りだ。
最大レバレッジ888倍・ロスカット水準20%・ゼロカットシステム採用
XMの最大の魅力は、最大レバレッジが888倍であることであろう。これはハイレバレッジが売りの海外FXブローカーの中でもトップレベルである。(ここ数年、レバレッジが1000倍や3000倍などのブローカーも現れたようであるが)
初心者は、ハイレバレッジは危険だと考えがちであるが、レバレッジは高ければ高いほど必要証拠金が小さくなるのでトレーダーに有利なのだ。ハイレバレッジが危険という意見は、単純にポジションの持ち過ぎに過ぎない。これは国内25倍であっても同じことである。
ハイレバレッジを活かすも殺すもトレーダーの腕次第である。
またロスカット水準は20%となっており、満足のいく水準である。これは口座残高が20%となればロスカットされるということである。いくらレバレッジが高くてもロスカット水準が100%ならばレバレッジを活かしきれないからな。
多くの海外FXブローカーは、ゼロカット方式を採用しておる。たとえ口座残高がマイナスになるような損失を出しても、口座残高がゼロにリセットされるのだ。すなわち、投資金額以上の損失を被ることがないということだ。もちろんXMもゼロカット方式を採用している。安心してトレードできるぞ。
高い約定力
XMは、全注文の99.35%が1秒以内で約定され、リクオートなし、約定拒否なしの厳格な方針を採用しているだけあって、その約定力に文句はないであろう。
新規口座開設ボーナス・入金ボーナスあり
XMで新規に口座を開設すると、もれなく全員に3,000円のボーナスが与えられる。このボーナス自体は出金できないのだが、証拠金として使えるのだ。つまり入金せずともトレードができるというわけである。
その他に、100%入金ボーナス(最大500ドル)や20%入金ボーナス(最大4,500ドル)を常時実施している。(※Zero口座は対象外)
例えば5万円を入金すると5万円分のボーナスがもらえることとなり、10万円を証拠金としてトレードできることを意味する。
(5万円分のボーナスは出金できなが、トレードによる利益及び元本の5万円は出金できるので安心してくれたまえ)
XMポイントが貯まる
XMには、XMポイント(XMP)と呼ばれるポイント制度(ロイヤルティプログラム)がある。これはトレードすればするほどポイントが貯まっていき、必要な時に証拠金として使うことができるのである。(※これもZero口座は対象外)
このポイント制度は他のブローカーでも珍しい制度であり、XMの大きなメリットのひとつと言えるであろう。ポイント率は小さいが、塵も積もれば山となるである。いざというときにトレーダーの助けになることもあるため、なかなか侮れないぞ。
MT4のみならずMT5も使える
海外FXブローカーを利用するメリットの一つにMT4が使えることを上げていたが、実はMT4の上位版としてMT5というものが存在する。
MT5はMT4よりも動作がスピーディーであるため、特にスキャルピングを中心にするトレーダーにとってはXMでMT5が利用できることはメリットとなり得よう。
また、時間足に関して、MT4は9種類であるが、MT5は21種類となっているため、より細かくチャートを分析することが可能となっている。
海外FXではまだまだMT4が主流であり、EA(エキスパートアドバイザー)による自動売買をするのであれば現時点ではMT4一択である。しかし、裁量トレード(特にスキャルピング)がメインのトレーダーであれば、MT5の利用を検討してもよいであろう。
MT5はまだそれほど普及しておりません。
まずはMT4から始めることをおすすめします。
取り扱う通貨ペアが57種類・コモディティー8種類・株価指数18種類・貴金属4種類・エネルギー5種類と非常に豊富
XMが取り扱うFXの通貨ペアは57種類もある。また、コモディティー(商品)が8種類、日経225やダウなどの株価指数が18種類、ゴールド・シルバーなどの貴金属が4種類、原油や天然ガスなどのエネルギーが5種類と多種多様である。
ドル円などのメジャー通貨は当然であるが、見たことないようなマイナー通貨・エキゾチック通貨も取り扱っているのだ。
また、ボラティリティが激しいことで有名なココアやコーヒーなどのコモディティー(商品)が8種類、日経225やダウなどの株価指数が18種類、ゴールド・シルバーなどの貴金属が4種類、原油や天然ガスなどのエネルギーが5種類も取り扱っているぞ。
なお、コモディティー(商品)や株価指数などのCFD商品もゼロカットシステム採用ではあるが、対象銘柄によってレバレッジが変わってしまうので詳細は公式ホームページを参照してほしい。
さらにXMでは、話題のビットコインも取引できる。FXと同様に入金ボーナスももらえるし、ゼロカットシステムを採用しているので安心してトレードに取り組めるのである。しかし、レバレッジは5倍となるので注意が必要だ。
また、MT4ではビットコイン取引ができないので、もしFXのみならずビットコインもトレードしたいのであればMT5で口座を開設することをおすすめする。
XMのデメリット
スプレッドが比較的広めである
国内FX業者に比べ、海外FXブローカーのスプレッドは広く設定されている。その中でもXMのスタンダード口座のスプレッドは大きいと言わざるを得ない。スプレッドを最重要視するのであればZero口座を開設するか、他の海外FX口座を開設することをすすめる。
信託保全されていない
親会社である「XM.com」はキプロスのライセンス下で運営されており、日本の顧客が利用している「XM(XM Trading)」は、アフリカ大陸の東にあるセーシェルという島国のライセンス下にて運営されている。実は、キプロスライセンス下にある口座とセーシェルライセンス下にある口座で補償基金制度が異なっているのである。
以前は日本の顧客もキプロスライセンス下で運営されていたのだが、2016年にセーシェルライセンス下で運営されることとなったのだ。
その理由は、キプロスライセンス下では「ハイレバレッジや入金ボーナス」などが禁止されるようになったからである。欧州証券市場局(ESMA)が新しく定めた措置では、EU加盟国内ではこれらのサービスが一切禁止されてしまったのである。
キプロスライセンス下で運営を続けていては、これまで日本の顧客に提供してきた「ハイレバレッジや入金ボーナス」といったサービスが提供できなくなり日本人の顧客を失ってしまうことから、ESMAの規制の対象とならないセーシェル拠点を移したという訳である。
以上のように、親会社とはライセンスが異なるため補償基金制度も異なっている。XMの本拠点があるキプロスのライセンス下にある口座は信託保全がされるのだが、セーシェルライセンス下にある口座には同じような信託保全がないのである。
しかし、日本の顧客が利用しているセーシェルライセンス下の口座は、万が一、XMが資金の返金が不可能になるような事態に陥った場合に備え、最大100万ドル(日本円にして約1億円)まで返金が補償されるAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)保険に加入していることを付け加えておく。
最大レバレッジが200倍に制限される
XMといえば888倍のハイレバレッジだのだが、口座残高が2万ドルを超えると最大レバレッジ200倍に、10万ドルを超えると最大レバレッジ100倍にレバレッジが制限されることとなっている。
これには十分に注意しておいてほしい。参考までに円建て口座でのレバレッジ制限表を作成したので掲載しておこう。
口座残高(有効証拠金) | レバレッジ |
---|---|
~200万円 | 888倍(Zero口座は500倍) |
200万円~1,000万円 | 200倍 |
1,000万円~ | 100倍 |
2万ドル(約200万円)も入金する人は少ないと思います。
そういう人にとってはデメリットではありません。
ビットウォレットでの出金が入金額までに制限されている
海外FX口座を利用する者にとって必要不可欠となっているビットウォレットだが、XMももちろん入出金で利用可能となっている。
しかし、最近になってビットウォレットで出金できるのは入金分までと変更されてしまった。利益については海外銀行送金などの他の方法を使うしかなくなってしまったのだ。これも注意しておこう。
XMの入金方法のまとめ
XMの入金方法をまとめると下記のようになる。参考にしてほしい。
入金方法 | 最低入金額 | 手数料 | 入金反映時間 |
---|---|---|---|
クレジットカード | VISA500円 JCB10,000円 | 無料 | 即時反映 |
国内銀行振込 | 10,000円 | 無料 ※10,000円以下は1,500円 | 銀行営業時間内に振込をした場合30分~1時間で反映 |
ビットウォレット | 500円 | 無料 | 即時反映 |
スティックペイ | 500円 | 無料 | 即時反映 |
XMの出金方法について
ビットウォレットでの出金が入金額分までと制限されたと先ほど話をしたが、これはなんでもマネーロンダリング防止の観点からだそうだ。
不便になったが仕方がない。諦めろ。
XMの出金方法の基本的な考え方は、このようになる。
- 銀行振り込みで入金した場合:海外銀行送金で利益額を制限なしに出金できる
- 銀行振込以外で入金した場合:入金額まではその手段(クレジットカードやビットウォレットなど)で出金できるが、入金額を超える分(利益額)については海外銀行送金で出金する
XMの詳細情報まとめと総合評価
どうであったであろうか。何となくでも頭の中が整理できたであろうかな。
もう一度、XMの情報をまとめを掲載しておこう。今度は基本情報にプラスαした詳細情報のまとめになるぞ。是非復習してほしい。
XMの詳細情報まとめ
口座種類 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | Zero口座 |
---|---|---|---|
日本語サポート | 有 | 有 | 有 |
円建て口座 | 有 | 有 | 有 |
最大レバレッジ | 888倍 | 888倍 | 500倍 |
最低入金額 | 5ドル 500円 | 5ドル 500円 | 100ドル 10,000円 |
主な入金方法 | クレジットカード 国内銀行振込 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 国内銀行振込 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 国内銀行振込 ビットウォレット スティックペイ |
主な出金方法 | クレジットカード 海外銀行送金 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 海外銀行送金 ビットウォレット スティックペイ | クレジットカード 海外銀行送金 ビットウォレット スティックペイ |
最小取引数量 | 10通貨(0.01ロット) | 1000通貨(0.01ロット) | 1000通貨(0.01ロット) |
最大取引数量 (1ポジションあたり) | 10万通貨(100ロット) | 500万通貨(50ロット) | 500万通貨(50ロット) |
最大取引数量 (1口座あたり) | 2000万通貨(2万ロット) | 10億通貨(1万ロット) | 10億通貨(1万ロット) |
口座種類 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | Zero口座 |
最大ポジション数 | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション |
ロスカット水準 | 証拠金の20% | 証拠金の20% | 証拠金の20% |
ゼロカット | 有 | 有 | 有 |
口座開設ボーナス | 【常時実施】 ・口座開設3,000円 | 【常時実施】 ・口座開設3,000円 | 【常時実施】 ・口座開設3,000円 |
入金ボーナス | 【常時実施】 ・100%入金ボーナス (上限500ドル(5万円)) ・20%入金ボーナス (上限4,500ドル(45万円)) | 【常時実施】 ・100%入金ボーナス (上限500ドル(5万円)) ・20%入金ボーナス (上限4,500ドル(45万円)) | 無 |
取引ボーナス | 有 | 有 | 無 |
口座種類 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | Zero口座 |
取扱通貨ペア数 | 57通貨ペア | 57通貨ペア | 56通貨ペア |
手数料 | 0円 | 0円 | 1,000円(1ロットあたり) |
平均スプレッド (ドル円) | 1.5~1.7pips | 1.5~1.7pips | 0.4pips |
プラットフォーム | MT4/MT5 | MT4/MT5 | MT4/MT5 |
約定方式 | STP | STP | ECN |
約定方式のSTP方式とECN方式の違いについて
XMの総合評価
XMは初回入金額が500円となっているため、海外FXが初めての者にとってハードルが低いと言えるであろう。また、公式サイトや個人のアカウントサイトも完全に日本語対応となっていることも安心材料である。
これらに加えて、口座開設ボーナスや入金ボーナスを常時実施しているなど、あらゆる点で平均点以上を叩き出すオールマイティーなブローカーと言えるであろう。
ここ数年の快進撃で海外FX界の巨人となったXM。日本市場は正直なところ開拓し尽くした感もあり、現在は日本市場にそれほど力を入れていないかもしれない。お腹いっぱいのようである。
その証拠としてXMを追随する他の海外FXブローカーが、XMを上回る口座開設ボーナスや入金ボーナスを実施し顧客獲得に尽力しているが、XMは身動きせずに静観しているのだ。
しかし海外FX初心者にとって、まずはXMを利用することで海外FXそのものに慣れることが必要であろう。多くの日本人が利用していることもあり、XMは安心感を覚えさせてくれる存在である。
今やXMは海外FX初心者の登竜門であるとさえ言えるのである。
海外FX初心者は、まずはXMから始めるとよかろう。
初めて海外FXで口座を開設するならXMから始めることをおすすめします。
安心感がハンパないよ。
海外FXに慣れてから別のブローカーで口座を開設すればよいです。
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