FBS 海外FX界の刺客
FBSは2009年から営業を始めて中堅どころの海外FXブローカーである。日本での知名度はまだ低いといわざるを得ないが、実は世界120カ国でブローカー業を展開するグローバル企業なのである。
レバレッジ3000倍や充実した口座開設ボーナス・100%入金ボーナスやキャッシュバックサービスなどにより日本での認知度・人気も上昇傾向にあるぞ。
FBSでは、トレードするたびにキャッシュバックを受けられるという他の海外FXブローカーでは珍しいサービスを提供していたり、最大レバレッジが3000倍かつNDD方式採用などトレーダー心をくすぐるサービスを提供することで日本でのシェアを拡大することに本腰を入れてきたと言えるであろう。
なお、公式サイトやFBSからのメールの日本語は少し片言である。そこがまた何とも言えず、一生懸命さを感じてしまうのである。(片言の日本語ではあるが、十分に言っている意味はわかるので安心してほしい。)
残念ながらFBSでは、円建て口座は用意されていない。ドル建て口座かユーロ建て口座から選択するしかない。しかし、これも慣れてしまえば普段のトレードには問題なしだ。(2019/10/6追記 FBSでも遂に円建て口座の取り扱いを開始した。)
FBSでも待望の円建て口座を開設できるようになりました。
今後は日本でのシェア拡大は間違いないだろうね。
取り扱う通貨ペアの少なさや銀行送金ができないなどのデメリットもあるが、そのデメリットを凌駕する魅力が満載、それがFBSなのだ。
特にFBSボーナスサービスは業界でもナンバーワンと言えるであろう。口座開設ボーナスが100ドル、100%入金ボーナスの上限額が1万ドルとなっておる。
最大レバレッジ3000倍・ロスカット水準20%・ゼロカットシステム採用ということで、スキャルピングやギャンブルトレードにも最高のトレード環境であろう。
FBSのメリット
口座開設ボーナス・入金ボーナスが業界最高水準
導入でも触れたが、FBSのボーナスサービスは特筆ものである。
口座開設ボーナス、入金ボーナスともに業界最高水準と言えるであろう。
新規口座開設ボーナスが100ドル
まずは新規口座開設ボーナスからだ。新規で口座を開設するだけで100ドルのボーナスがもらえるのだ。
自己資金なしで、FBSでトレードできるため海外FX初心者やお試ししたいトレーダーにおすすめである。
ただし、口座開設時に「Trade 100 Bonus」を選択することを忘れないように。
また、「Trade 100 Bonus」口座はあくまでもお試し用の口座であるため以下の点には注意されたし。
- 本人確認のアップロードなしで口座開設できる
- MT4ではボーナスが反映されないので、MT5で口座開設をする
- 最大レバレッジは100倍に制限される
- 注文可能ロット数は0.01lot(1000通貨)であり、持てるポジションは5つまで
- 利益は一度のみ出金可能であり、出金可能額は最大100ドルである
- 30日以内に5ロット(50万通貨)以上の往復取引をすれば利益の出金が可能になる
「Trade 100 Bonus」口座は、あくまでもお試し用の口座なので、長期的に利用するのであれば、ぼくはあまりおすすめしないかな。
このあと説明するんだけど、スタンダード口座がいいと思います。
上限額1万ドルの100%入金ボーナス
新規口座開設ボーナスはあくまでもお試し用ということで内容的にはそれほどでもないが、この100%入金ボーナスは特筆ものである。
上限額が1万ドル(1ドル=100円としても100万円)と高く、しかも初回入金だけではなく追加入金もボーナス対象となるのである。
さらに、この入金ボーナスは出金することも可能なのだ!(※出金条件が次のとおり設定されていることには注意されたし。)
このようにFBSの100%入金ボーナスの充実ぶりは、他のブローカーと比較にならないほどだ。XMは上限額500ドルだけであり、比較的上限額が高いLAND-FXでさえ上限額5,000ドルである。
(注意1)この100%入金ボーナスは自動的にもらえることはなく、申請する必要があるので要注意。
(注意2)ボーナス申請後は、レバレッジ500倍となり、ロスカットの計算にはボーナスは含まないことには十分注意されたし。
さすがにHot Forexの5万ドルには適わないけどね。
それでもFBSの3000倍のハイレバトレードは使いようによっては、きっとトレーダーの味方になるよ。
なお、FBSの「口座開設ボーナス」には、50ドルボーナスや123ドルボーナスもあるが、制約が多いためおススメはしない。特に123ドルボーナスは、「ボーナスは7日間でリセットされる」・「ボーナスで出した利益はすぐには出金できない」といった制約がある。
取引数量に応じたキャッシュバックサービスあり
これまでに紹介してきたボーナスに加えて、FBSでは取引数量に応じたキャッシュバックサービスも実施しているのだ。
このキャッシュバックはボーナスとは違い、出金制限は設けていないので非常に美味しいサービスである。このようなサービスを提供するブローカーは、いくら海外FXとはいえ珍しいことこの上ないのである。
受け取れるキャッシュバックは1ロット(10万通貨)の取引あたり最大15ドルとなっている。(1.5pips相当になるので、スプレッドが1.5pips狭いトレード環境でトレードすることになる。)
キャッシュバック金額は通貨ペアや口座タイプによって異なるので、公式サイトで自身のトレードしたい通貨のキャッシュバック金額を各自確認してほしい。例えば、スタンダード口座の場合、ドル円・ユーロドルともに1ロットあたり2ドルとなっておる。
キャッシュバックはおまけ程度に考えておこう。
キャッシュバック目当てでトレードすることが目的ではなく、本来の目的はトレードで利益をあげることだからね。
最大レバレッジ3000倍・ロスカット水準20%・ゼロカットシステム採用
FBSのロスカット水準は、すべての口座タイプで20%である。もちろんゼロカットシステム採用だ。
特筆は、最大レバレッジ3000倍というハイレバレッジにある。海外FXブローカーの中でも、この3000倍というレバレッジは断トツである。(※セント口座は最大レバレッジ1000倍、ECN口座は最大レバレッジ500倍)
ただし、レバレッジは口座残高に応じて、その最大レバレッジが下記のように制限されることには注意されたし。
口座残高(1ドル=100円で計算) | 最大レバレッジ |
---|---|
200ドル(2万円) | 3000倍 |
2,000ドル(20万円) | 2000倍 |
5,000ドル(50万円) | 1000倍 |
30,000ドル(300万円) | 500倍 |
150,000ドル(1500万円) | 200倍 |
無制限 | 50倍~100倍 |
200ドル以下、もしくは2,000ドル以下の少額の投資金額でハイレバレッジの恩恵を最大限に活用することがFBSの醍醐味だね。
特にハイレバスキャルピングがしたいトレーダーの人には、FBSはとてもおすすめできるよ。
200ドル以下で3000倍のギャンブルトレードもおすすめ。失敗しても少額で済むからね。だけど無理しちゃダメだよ。
透明性の高いNDD方式の採用 もちろん取引制限なし
FBSでは、すべての口座にNDD(ノンディーリングデスク)方式を採用しておる。
NDD方式とは、顧客の注文をインターバンクに流す方式であり、顧客の勝ち負けはブローカーには一切、関係ないのである。むしろ勝ち続けてもらい、スプレッド分の利益を確保したいくらいであろう。一方、多くの国内FX業者が採用しているDD(ディーリングデスク)方式(OTC方式)は、顧客の注文をインターバンクに流さない、いわゆる呑むというやつである。つまり「顧客の勝ち=業者の損」、「顧客の負け=業者の利益」となるため、顧客に勝たれては困るのである。つなわち顧客と業者は敵対関係にあるとも言えよう。そのような理由から国内FX業者には、意図的な約定遅延や約定拒否、勝ち続けるトレーダーには取引制限や口座凍結などの噂が絶えない。
他の海外FXブローカーと同様にNDD方式を採用しているFBSでは、透明性の高いクリーンで公平なトレード環境を提供していることになるのである。
NDD方式のブローカーの経営は、顧客がトレードする際に負担するスプレッド分の収益だけである。そのため顧客がトレードすればするほどブローカーの収益も上がることとなる訳だから当然、取引制限などはありえないのである。EAによる自動売買もスキャルピングも、どうぞやってくださいってスタンスである。
※NDD方式にはECN方式とSTP方式の2種類があり、ECN口座はECN方式、その他の口座はSTP方式となっておるぞ。
金融ライセンスはややマイナー
ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)の金融ライセンスを取得
FBSが登録しているベリーズの金融ライセンスは比較的簡単に取得でき、信頼性は正直なところあまり高くない。(まあ、ライセンスを登録していないよりはマシではあるがな。)
出金拒否の噂はなし
FBSは2009年に営業開始しており、歴としては中堅どころのブローカーである。しかし、この間に出金拒否などの噂はないので安心してよい。
ビットウォレットでの入出金が可能
今や海外FXをするトレーダーに必須となったビットウォレット。FBSはビットウォレットにも対応しておる。
ビットウォレットを利用することで、入出金に伴う手数料が数百円で済むこととなるので使わない手はない。
ビットウォレットを開設していないトレーダーは、開設することをおすすめする。
なお、FBSの入出金処理のスピードは申し分なく、入金は即時反映、ビットウォレットへの出金は最短1営業日だ。
ビットウォレットがあれば、銀行送金での手数料を大幅にカットできるよ。
ビットウォレットはメリットいっぱいだから、持ってない人は開設することをおすすめします。
MT4だけではなくMT5も利用できる
FBSでは、MT4だけではなくMT5も利用できるぞ。
処理スピードなどスペックはMT5の方が良いので、EAによる自動売買を利用しない人はMT5を検討してもよかろう。(MT5のEAはまだまだ発展途上であるため。)
無料でVPSサーバーが利用できる
EAを利用した自動売買に必須であるVPS(バーチャルプライベートサーバー)。このVPS上にMT4やEAをダウンロードすることによって、24時間稼働する自動売買環境を作ることが可能となる訳であるが、FBSでは口座利用者を対象として無料でVPSを利用できるのだ。
ただし条件が設定されており、
- 1か月目:450ドル以上の入金
- 2か月目以降:前月に3ロット(30万通貨)以上のトレードをする
上記2つの条件を満たせば無料となるのだが、ハードルはとても低く設定されている。
万が一、条件に満たなかった場合は月額33ドルのコストがかかる。
海外FXを利用するなら、EAによる自動売買もやってみよう。
FBSならとてもお手軽に自動売買できるので、検討してみてください。
仮想通貨や株式も取引できる
FBSでは、個別の株式や仮想通貨の取り扱いもしている。
特に個別株がトレードできることは海外FXブローカーでも珍しく、グーグルやフェイスブック、マイクロソフトなど有名企業がたくさん用意されている。
FXと同じ口座でトレード可能であり、ゼロカットシステムも採用されているので安心である。
個別株を取り扱っているのは、とても珍しいです。
FBSのハイレバレッジで個別株を長期的に持ち、運用してもよいですね。
信用取引でも3倍だから、比べ物にならないくらいのハイレバレッジになるよ。
営業実績は申し分なし
2009年から営業を開始しているFBSは、日本での知名度はまだまだこれからといったところである。しかし、XMと同じだけの営業履歴があり、また、全世界的に見れば、特にヨーロッパのトレーダーからの評価は高く、利用しているトレーダーは5000万人以上であり、取引高も年間5億ドルと営業実績は申し分ないと言える。
また、これまでのところFBSは、出金拒否などのトラブルも報告されていない。
なお、FBSの親会社にあたるFBS Markets Inc社がベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)とキプロス証券取引委員会(CySEC)の2つの金融ライセンスを取得しておる。
FBSのデメリット
公式サイトやマイページが片言の日本語
FBSの公式サイトは英語表記のみであったが、2016年からは日本語での対応を開始した。日本人スタッフがいないためかFBSの公式サイトやマイページが少し片言の日本語で表記されている。
送られてくるメールが少し片言の日本語であり、片言の日本語で「ダイジョウブデスカ?ナニカゴフメイナテンハアリマセンカ?」と言った旨のメールが送られてきて思わずツッコミたくなるくらいだ。(実際のメールはカタカナ表記ではなく漢字とひらがなで表記されているので安心してくれ。また言っている意味は十分にわかるので、そこも安心だ。)
片言の日本語のせいなのかは不明だが、何だか応援したくなる海外FXブローカーなのがFBSなのである。
ドル建て・ユーロ建て口座のみ(円建て口座なし)
FBSでは、円建ての口座は開設出来なくて、ドル建て口座かユーロ建て口座しか開設出来ない。
トレード自体は、ドル建て口座であろうと、ユーロ建て口座であろうと慣れてしまえば問題はないのだが、出金時に為替の影響を受けることは避けられない。まあ、入金時と出金時の為替レートによって得することもあるし、損することもあるので一概にはデメリットとは言い切れないが。(2019/10/6追記 FBSでも遂に円建て口座の取り扱いを開始したぞ。)
入出金は、国内銀行には送金できない
FBSは国内の銀行への送金はできない。また、クレジットカードに関しては、VIZAのクレジットカードのみに対応しており、他のクレジットカードは使えない。
ビットウォレットがあれば、これらのデメリットは関係なくなるので、ビットウォレットを開設していないトレーダーはビットウォレットを開設することをおすすめする。というか、海外FXをするにあたりビットウォレットは今や必須である。手数料も激安なので使わない手はないぞ。
取り扱う通貨ペアやCFDは限定的
FBSでトレードできる商品は、FXの通貨ペア35種類のほか、貴金属4種類、CFD2種類及びビットコインなどとなっているが、品揃えの数が少ないことは否めない。
ドル・ユーロ・ポンド・豪ドルなどのメジャー通貨は当然取り扱っているので、これらの通貨でのみトレードを行うのであれば、問題ないと言えるであろう。
特に、ボラティリティの大きいビットコインを200ドル以下の少額でレバレッジ3000倍かつゼロカット有でトレードできるのはFBSくらいであるぞ。
6種類の口座が用意されている
FBSでは、6種類もの口座が用意されている。口座種類が多く、ボーナス対象かどうかなど分かりづらいためFBSのみ一覧表を作成しておくので参考にしてほしい。
まずは公式サイトからの引用である次の表を見てくれ。
次に、これらの6種類の口座とボーナスの対象となるかの一覧表だ。
口座種類 | Trade 100 Bonus 口座 | セント口座 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | ゼロスプレッド口座 | ECN口座 |
ボーナス | 100ドルボーナス | 100%入金ボーナス※ | 100%入金ボーナス※ | 100%入金ボーナス※ | 100%入金ボーナス※ | なし |
キャッシュバック | 対象外 | 対象 | 対象 | 対象 | 対象 | 対象外 |
最大レバレッジ | 100倍 | 最大1000倍 | 最大3000倍 | 最大3000倍 | 最大3000倍 | 最大500倍 |
最低入金額 | 不要 | 1ドル | 5ドル | 100ドル | 500ドル | 1000ドル |
6種類の口座は、それぞれMT4とMT5のいずれかを選択可能となっている。
しかし、MT5を選んだ場合、100%入金ボーナスが対象外となるため、ボーナスを受け取りたいのであればMT4一択である。
これだけ種類が多いとどの口座を選べばいいのか迷ってしまうかもしれないが、スタンダード口座をおススメする。
100%入金ボーナス対象・キャッシュバック対象・最大レバレッジ3000倍、取引手数料ゼロ、スプレッドが6種類で中間値という訳だから、スタンダード口座一択だ。もちろんMT4を選ぶことも忘れないように。
どうしてもお試ししたいというのなら、Trade 100 Bonus 口座で始めることもいいであろう。
総合評価
FBSは、以上のようになかなか面白いブローカーである。最大レバレッジが口座残高に応じて細かく制限されたり、円建て口座がないことや、口座種類が6種類と多く選択に迷うこと、MT5を選択した場合は100%入金ボーナスの対象外になったり、片言の日本語であったり(笑)と何かと細かいルールが設定されているため敬遠しているトレーダーもいることが想像される。(2019/10/6追記 FBSでも遂に円建て口座の取り扱いを開始したぞ。)
しかし、FBSの100%入金ボーナスとキャッシュバックサービスはこの上なく魅力的であり、メイン口座とはならなくてもサブ口座としての活用は大いに検討に値する、そんな海外FXブローカーである。
特に最大1万ドルまでの100%入金ボーナスは破格のサービスだと断言できるぞ。この100%入金ボーナスを活かさない手はないであろう。
2017年からは日本語でのチャットサービスも始めるなど日本でのシェア拡大に力を注いでいることもプラス材料だ。
まだまだ日本語の勉強が足りないFBS、しかしその充実した100%入金ボーナスやキャッシュバックサービスなど日本での勢力拡大への本気度に、ハイレバゴリラとしては無性に応援したくなる珍しい海外FXブローカー、それがFBSなのである。
FBSで口座開設するのなら、スタンダード口座をMT4で開設しようね。
おすすめのトレーダーはスキャルピングが得意なトレーダーさんかな。少額で3000倍の超ハイレバレッジのスキャルピングは鳥肌ものだよ。だけど決して無理はしないでください。
2,000ドル(20万円)を超えても1000倍もレバレッジがあるので他のブローカーさんと遜色なく利用できますよ。
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